ソフトウェア

http://blog.cnetnetworks.jp/umeda/archives/000725.html

http://blog.cnetnetworks.jp/umeda/archives/000729.html

http://www.rubyist.net/~matz/20031006.html

http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/OPINION/20031008/1/

オープンソース。。。
そういう界隈で仕事してると思うところはある。難しいことをウンヌンと考えるわけじゃない。
なんというか、自分の会社で売ってるものと比べてよっぽどスゴイものがタダだったりするから。というか、比べるのも申し訳ない。
僕は入社してからプログラムを書き始めたわけで、それなりに勉強はしているけどはっきりいって分からないことだらけです。
そんな自分がかいたコード(一部だけど)が結構な値段で売られている。
タダで配られている便利なソフトウェアがあることと比べると、サギまがいの行為のような気がしてしまってヘコむ。

価値のあるものを作りたいなぁ、とは思って日々努力してはいるんだけど。

会社ではかなりかなり限定した範囲のアプリケーションを作成するためのフレームワークと、そのフレームワークで上でアプリケーションを作るためのツール類を作っている。

正直、そのフレームワークが良いものだ、とは思えない。
ヘンなこだわりがあるために制限が多いし、バグも多いし。

それでも、ある程度の数は売れている。
昔は何で売れるのか分からなかったけど、今は分かることもある。
コードを書くときの規約を求めているだけなんだろうなって。
とにかくあまり技術はない人を数だけ集めてシステムをでっち上げるときに、どんなものでもいいからココにこんな風に書きなさいって言う指針が欲しいだけなんだろう。
そんな状態だからフレームワークの良し悪しなんて判断しないし、ばかげた制限があったとしても、それが規約なのだからまぁいいのだと思う。

極論すれば、フレームワーク自体のよさで売れたわけではなく、なんでもイイから規約を欲しがってる人は一定の割合で常に存在して、いくつかの候補の中からたまたま選ばれただけ、といえる。

だから、ある程度以上は売れないし広がらない。むしろ景気が悪いうちはどんどん売れなくなったり。

でもこんなことも起こる。
そんなフレームワークをしばらく使い続ける。
そのうち、そのフレームワーク上でしか開発したことのない人が増えていく。
そんな人は、フレームワークを作っている僕たち自身も「この制限はイタいよなぁ」と思っているようなことさえ、それが当たり前なのだ、と思っていたりする。
Strutsとかもあるのだし、そっちに乗り換えたら?とか内心思わないでもないが、かたくなに違う枠組みに移るのを嫌がったりもする。
技術がないのにシステムを作る。
自分で書くコードの中ではロールバックをしたくない(し忘れることがあるから)
とか言い出す。
あれもしたくない、コレもしたくない。勝手にやって欲しい。とか言い出す。
本音を言えばコードなんて一行も書きたくないのかもしれない。

そんならプログラマなんてしなきゃいいのに。